昇格の話や、プロジェクトのメンバーが次の案件でプロジェクトリーダー・プロジェクトマネージャーに任命されることがあると思います。
プレイヤーとしては非常に優秀だったAさんが、リーダーになったとたんに大炎上して大変なことになった事例など、身近でありませんか?
今回は、なぜ優秀なプレイヤーが優秀なマネジャーになれないのかという件について考えていきます。
この記事でお伝えしたいこと
- マネジメントには専門スキルが必要
- 部下を信頼できないリーダーは信頼されない
- 部下に仕事を任せなければ部下の成長もない
- 仕事を任せるには、覚悟が必要
上記に興味がある人は目次に沿ってお進みください
プレイヤーとしては優秀なのに残念なリーダーの種類
プレイやーとしては優秀なのに・・・
こう言われてしまうリーダーの代表例をあげてみます。
- 自信過剰タイプ
- ただのいい人タイプ
- 優柔不断タイプ
自信過剰タイプ
マネジメントには、専門スキルが必要です。
通常、マネジメントスキルを身に着けていない人が部下を持つとうまく立ち回れません。
自信過剰タイプのリーダーは、プレイヤーとして優秀な自分は、マネジメントなんて勉強しなおす必要ないと思っています。
僕の経験では、人を頼った経験がほとんどない優秀な人ほど、顕著にこの問題に直面します。
彼らは、自分の部下たちがなぜできないのかわからず無茶な要求をしてしまいがちです。
そしてそのことに気づきません。
部下のアウトプットは、基本的に品質が悪いです。
この自信過剰タイプのリーダーは、責任はすべて部下にあると思い、部下を信用しません。
難しい仕事は部下に任せず、自分でやります。
それこそが、自分の価値だと信じて疑いません。
飲みながら「部下が使えないやつばっかり」という愚痴をこぼすのはこのタイプに多いです。
ある人かが聞いたら「自分は使えないリーダー」だと言っているように聞こえるかもしれませんね。
こういう態度は隠しきれないので、当然ながら部下にも信頼されません。
ただのいい人タイプ
ただのいい人タイプのリーダーは、うまく仕事を振れません。
複数の部下に、個々の特性に合わせて適切に仕事を割り振るというのは大変難しい仕事です。
これ自体が難しいというのもありますが、このタイプのリーダーは自分で仕事を抱え込んでしまいます。
真面目で、他の人の仕事まで引き受けてきたようなタイプが陥りやすい状況です。
ただのいい人タイプのリーダーは「すみません。自分が・・・」が口癖だったりします。
このタイプのリーダーも、部下に責任ある仕事を任せられず、自身で抱えてしまいがちです。
部下に責任ある仕事を任せられないので、部下は成長しません。
困ったときは、リーダーにやってもらおうという習慣が身についてしまいます。
優柔不断タイプ
リーダーは、意思決定が仕事と言っても過言ではありません。
意思決定された、タスクに落ちた仕事をこなすスキルと、多角的に状況判断して意思決定するスキルは全く異なります。
優柔不断タイプのリーダーは、決断を先送りにしがちです。
意思決定があいまいだと、部下はどうしていいかわかりません。
あいまいなまま先送りにされた問題は、後々必ずどこかで炎上の引き金になります。
極端な話、いつも指示があいまいで話しが変わるため、部下目線ではいつも違うことを言うサイコパスです。
まとめ
今回は、なぜ優秀なプレイヤーが優秀なマネジャーになれないのかというお話でした。
この記事でお伝えしたかったことをおさらいします。
この記事でお伝えしたかったこと
- マネジメントには専門スキルが必要
- 部下を信頼できないリーダーは信頼されない
- 部下に仕事を任せなければ部下の成長もない
- 仕事を任せるには、覚悟が必要
最後に望まれるリーダー像についてもう一度考えてみます。
上記の言い方を少し変えてみますね。
- マネジメントの専門スキルをもっている
- 部下を信頼している
- 部下に仕事を任せ、部下の成長を望んでいる
- 部下に仕事を任せる覚悟がある(何かあっても責任をとる)
こんなリーダーであれば、一緒に良い仕事ができる気がしませんか?